休日を利用して生徒さん達と三重県まで潮干狩りに行ってきました。干潮時刻がAM9:40分頃ということもあって早朝6:00に緑地公園で集合して出発することにしました。
渋滞することもなくすんなり2時間ちょっとで到着しました。
ここは主人が10年以上前に仕事で短期間滞在していたことがあり、毎朝アサリを獲って砂抜きをしてから仕事に行き、帰ってから毎晩、酒蒸を作って晩酌していた思い出の地らしく、漁場のため一般の人はほとんどいない天然の潮干狩りの穴場スポットだそうです。


着いたら息つく暇もなく着替えて早速海へ突入です。
獲れるわ獲れるわ大漁だわ~。 自然と頬が緩みます。みんなも『楽しい楽しい』の連発でした。
私も獲りながらワイン蒸しに味噌汁に炊き込みご飯にと想像が膨らみます。
ところが1時間ほどしてから沖にいた主人が戻ってきて一言。『それバカ貝やからこの模様した貝(アサリ)か、このつるっとした大きい貝(マバグリ)を獲ってくれへん!』
えぇ~。アサリじゃなかったんこれ~? ショックー(涙)・・・・
クーラーBOXもほとんどバカ貝で満タンです。きっと10キロはあると思います。
けどそれからはアサリとハマグリにしぼって捕獲作戦にでましたが、
結局アサリなんてほどんどいませんでした。どうやらプロの漁師さんたちが根こそぎ獲るそうです。
主人曰く、『GWまでに来なあかんかったなぁ!』と一言。
けど別に落胆した様子もなくあっけらかんとしていました。
そういえば2年前に来た時もアサリに混じって入っていたような気がしますが、とってもおいしかった記憶があります。
今日一つ判明したことがあって、この貝バカ貝と思っていましたが、
正式には【潮吹貝】シオフキ
バカガイ科の二枚貝。
殻はほぼ三角形で殻長約4センチメートル。
殻表は淡褐色、内面は白色。
房総半島以南の内湾の干潟に分布。
殻を閉じる時に水を吹き出すのでこの名がある。
食用。 (広辞苑より) ということでした。

特徴としてこの貝は砂を吐かないため調理しても砂が残るので
人気がなく売り物にならない為、漁師さんも地元の人達もあまり手をつけないとのこと。
ただ面倒ですが、茹でて開いた貝を茹で汁で洗って砂を取れれば普通に調理できるのです。
帰りに家まで送ったHちゃんのお母様が一目見ただけで 『なんだこれバカ貝じゃないの~!これならゴロゴロいるわよー』っておっしゃってました(^^;;)し Eちゃんのお父様もすぐに『バカ貝やん』
(^^;;;) と言ったそうです。さすが昔の人はよく知ってるなぁーと少し感心してしまいました。
けど、Hちゃんのお母様も『中国産のアサリより安心だね~』 ともおっしゃってました。
最後に余談ですが、アサリでもバカガイでもかがみ貝でも海水を吹くのに
どうしてシオフキだけ『潮吹き貝』と呼ばれるのか素朴な疑問を持った人がいて
実際に新聞紙を敷き詰めてどの貝が一番海水を飛ばすか
真実を検証した人がいるのでご紹介したいとおもいます。結果は下記の通りです。
【結果】
1位 アサリ35ミリ →63センチ
2位 アサリ24ミリ →62センチ
3位 バカ貝 →40センチ
4位 シオフキ →16センチという結果だったらしく
最後にこの人はこう締めくくっています。 『それにしてもシオフキのだらしなさには本当のところあきれ返りました。誰がこんな名前付けたのか。責任取って欲しいです。』
まぁ結果も結果ですが、それにしても、そんなどうでもいいような事を奥さんに怒られながら、自宅中に新聞を張り巡らしてまでしたのかと思うと頭が下がる思いです。
そんなことで私が思うに(食べてダメ、吹いてダメ)でいいところがなく 『シオフキ』ならぬ『シオダメ』じゃない! と思うのです。
しかし、最近の食糧事情 (干ばつによる食糧不足、食糧輸出国が輸入国になることの需要増による食糧高騰、バイオエタノール利用増を打ち出し、大量のトウモロコシが燃料用に使われ始めたことによる食糧高騰など)を考慮し『シオダメちゃん』も大切な食料資源として考えることにして、なんとか調理方法で『シオダメちゃん』から『シオフキちゃん』にして変えてみるべく頑張ってみました。
シオフキの佃煮です。

シオフキ丼

グリルドシオフキ

自分で言うのもなんなんですが、とってもおいしかったです。
母も絶賛でした。
もう少し獲っとけばよかったかな。
また、来年のお楽しみにします。
帰りに伊勢神宮に寄りました。
昼ごはんを『おかげ横丁』で食べる事にしました。
ここでも健康食にこだわりました。


ここに来るとやはりここは寄りたい所です。
最近解禁したばかりの赤福です。
相変わらずの人気です。以前よりモチモチしておいしく感じます。
それは本店で食べたからでしょうか?


やはりおいしかったです。 (安心 安全)でいただけた気がしました。